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薬剤師の資格を持っていると、ドラッグストアや調剤薬局だけでなく、病院や製薬会社などの求人に応えることができます。ただ、年収はどうしても気になると思います。ここでは薬剤師の勤め先と年収を簡単にご紹介いたしますので、参考になれば幸いです。

ドラッグストア

多くのドラッグストアで、初年度から年収400万円を超えることも珍しくありません。経験と実績を積んで店長クラスまで上り詰めれば、約700万円以上の年収も可能です。また、福利厚生がしっかりしているなどの付加価値もあるのが特徴です。

調剤薬局

調剤薬局は薬剤師が不足していない地域と不足している地域で、400万円から600万円と開きがあるのが特徴です。薬剤師が不足している地域であれば、約10年のキャリアで年収800万円も可能です。また、管理薬剤師になると手当が支給されるケースが多く、年収アップにも繋がります。

働いている施設の割合

2012年のデータによると、約28万人の内の半分ほどが薬局で働いており、約5万人が病院や診療所などとなっています。また、医薬品関係企業では約4万5千人が働いています。

病院

病院もドラッグストアや調剤薬局と同じように、年収は約400万円から始まります。長く勤めて650万程度（公立病院の場合は1000万円近くになる場合もあり）なので、ドラッグストアや調剤薬局に比べると若干低いですが、他では得られないスキルを得たり、経験を積んだりすることができます。ただ、公立と民間の違いによって、昇給のペースや額も違います。

製薬会社

製薬会社では、薬剤師としてではなく医療営業職や研究職で働くことになります。営業職は年収400万円程から始まり、成果次第で800万円、それにキャリアを付け足せば1000万円も可能です。研究職は求人や採用が少ないですが、大手の製薬会社であれば年収800万円から始まることもあります。

これらは一定の基準なので、もっと良い条件で働ける場所もあるかもしれません。定期的に求人情報をチェックすることをおすすめします。