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薬剤師には病院内で薬を調合し提供する「病院薬剤師」と、調剤薬局やドラッグストアなどの薬局で薬を提供する「薬局薬剤師」があります。ここでは、この2つの薬剤師の役割について簡単に説明いたします。

病院薬剤師の役割は、入院患者もしくは外来患者に薬を提供することです。また、市販されていない薬を調合する「製剤業務」、注射器に必要な薬を投入して準備する「注射調剤業務」などもあります。他にも、医師や看護師と協力して救急患者に対応する「救命救急業務」、患者や医療関係者に薬の説明をする「医薬品情報業務」も行います。

このように病院薬剤師は、薬の提供だけでなく、状況に応じて様々な業務を行います。医療の最前線での活動となるので、的確な状況判断能力や慎重さが必要となりますが、やりがいや充実さを求める方に選ばれる事が多い職種です。

薬局薬剤師の役割は「調剤」「カウンター販売」「調剤とカウンター販売」の3つに大別することができます。

まず、調剤は薬を調合することだけを指します。カウンター販売は、ドラッグストアや薬局にいらっしゃったお客様の症状を聞き、その症状に効きそうな市販薬を提供します。調剤とカウンター販売は、薬の調合と接客を行います。なお、ドラッグストアでのカウンター販売は、不特定多数の方を相手にするので、コミュニケーションスキルが求められます。

調剤とカウンター販売は、残りの2パターンよりも仕事量は多くなりますが、多くの方と接することで臨機応変に対応できる力が身につきます。

この2つの役割を把握した上で、少しでも多くの薬剤師求人情報をチェックして、自分の適性や性格で選ぶのも良いでしょう。

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